このサイトは、リンパ浮腫で悩んでいる患者さん向けに、リンパ浮腫の診療・手術を専門とする形成外科医が作成しています。医学的エビデンス、年間約150件の手術および保存療法の診療経験に基づいています。

むくみの原因

足のむくみ、腕のむくみがある場合、まずは検査をして診断を受けることが大切です

むくみの原因によって、飲み薬が効く場合、着圧ストッキングが効く場合、運動が効く場合などがあります。

むくみの原因がわからないままに治療を始めると、効果がないだけでなく、命に関わることもあります。

下の説明を参考に医療機関を受診して、きちんと診断を受けてから治療を開始しましょう

 

簡単な『むくみの原因判定テスト』はコチラ

内臓の病気(心臓、腎臓、肝臓、ホルモンバランス)

両腕、両足、顔など、広い範囲にむくみが出ている場合、内臓の病気の可能性があります。

血液検査、レントゲンなどで診断できます。

早めに内科を受診しましょう

お薬でむくみが軽くなることが多いです。

 

放っておくと危険なむくみについて、詳しくはコチラ(NHK健康ch)をご覧ください。


静脈の異常

①エコノミークラス症候群(深部静脈血栓症)

 

足の血管の中に血のかたまりができる病気です。

片足だけにむくみが出ることが多く、赤みや痛みが出ることもあります。

血のかたまりが血管を流れていき肺につまると、命に関わることがありますので、早めに血管外科を受診しましょう

超音波検査やCTで診断ができます。

多くの場合はお薬の内服で治療します。

 

②静脈瘤

 

足の血管がぼこぼこと浮き出たように見えます。

立ち仕事の方に多く、足のむくみのほか、朝方に足がつりやすい、むくみがあるところの傷が治りにくいなどの症状もあります。

着圧ストッキングで症状が改善するほか、最近では、日帰りでレーザー治療やグルー治療ができる場合もありますので、血管外科を受診しましょう

診断には超音波検査を使います。

 

静脈由来のむくみについて、詳しくはコチラ(NHK健康ch)をご覧ください。


リンパ浮腫

上の2つに異常がなければ、リンパ浮腫の可能性が高いです。

リンパ浮腫とほかの原因が重なっていることもあります。

内臓の病気やエコノミークラス症候群のときにリンパ浮腫の治療を行うと、命に関わることもありますので、リンパ浮腫の治療を始める前に、必ず上の2つについて検査を受けましょう。

 

リンパ浮腫と診断されたら圧迫療法、マッサージなどのセルフケアや、手術で治療していきます。

 


肥満、運動不足

その他にも、肥満や運動不足のために腕や足にむくみが出ることがあります。

車いす生活の場合、80%の方でふくらはぎにむくみが出ると言われています。

食生活や運動習慣を見直したり、圧迫療法を行ったりすることで、むくみが改善します。

まずは上のような病気がないか検査を受けましょう。

運動についてはコチラ