🎀 リンパ浮腫の治療:保存療法(複合的治療)

リンパ浮腫の治療の基本は、「複合的治療」と呼ばれる保存療法です。
日頃のセルフケアと体重コントロールを適切に組み合わせて行います。

★ 最も重要!

1. 圧迫療法

弾性ストッキング、弾性スリーブ、弾性包帯など

※この圧迫療法を行うことが、むくみ改善の最大の鍵となります。

▼ 圧迫療法とあわせて行う大切なケア ▼

2. 体重コントロール

治療に必須の重要事項!

3. マッサージ

医療用リンパドレナージ

4. スキンケア

皮膚の清潔・保湿・感染予防

5. 運動療法

圧迫した状態での運動

💡 保存療法でかなりの改善が望めます

適切な圧迫を行うことで、劇的な効果が期待できます。
実際、約8割の方は手術をせずに保存療法だけで十分症状が軽くなっていきます。

また、がん治療のあとの体重増加はリンパ浮腫発症のリスクファクターです。体重が増えると症状が強くなりますが、標準体重より重い方は、体重を1~2kg減らすだけでも症状が軽くなることがあります。

弾性ストッキングやスリーブだけでも100種類以上あります。まずは毎日体重をはかったり、食べたものを記録したりすることから始めてみませんか?

🌟 まだあきらめるのは早いです!

過去にこのような経験をして、圧迫療法をあきらめてしまったことはないですか?

  • はくと痛くなってしまい、やめてしまった
  • 手の力が弱くて、強いストッキングをはけない
  • 皮膚がかぶれやすくて、圧迫療法が続かなかった
  • 弾性包帯の巻き方が大変すぎて断念してしまった

今お持ちのストッキングも、はき方のコツを習うだけでずっと快適にはけるようになります。

また、外来通院が難しい場合は、入院してじっくり自分に合うストッキングを選んだり、はき方の練習をしたりすることも可能です。(詳しくはコチラ

私も毎日弾性ストッキングをはいていて、とても快適ですよ!
ストッキング選びでは、圧の強さ、形、サイズをきちんと合わせることが重要です。
ぜひお気軽にご相談くださいね。

📺 おすすめの参考動画

連携しているむくみクリニックから「弾性ストッキングのはきかた」の動画が紹介されています。とても参考になりますので、ぜひ一度ご覧ください。
むくみクリニックの動画はこちら(外部サイト)

📝 弾性着衣の保険適用(療養費支給)について

リンパ節郭清を伴う悪性腫瘍手術後のリンパ浮腫や原発性リンパ浮腫の場合、弾性ストッキング、弾性スリーブ、弾性包帯の購入費用は保険が適用(療養費支給)されます。

※申請には、医師が作成する「弾性着衣等装着指示書」や、購入時の領収書などが必要となります。診察時にご相談ください。

■ 手術を検討される方へ

もし将来的に手術(LVAなど)を行う場合であっても、手術前・手術後の保存療法は必須です。手術をすることで、保存療法の効果をより高める(効きやすくする)ことができます。
また、手術のあとは、それまで行っていた保存療法を軽くできたり、状態によっては弾性ストッキングをはかない「お休み日」を作れたりすることもあります。

✨新しい圧迫用品や便利なアイテムがいろいろ✨


丸編み(やわらかい生地)のハイソックスとストッキング。つま先ありとつま先なし。100種類以上のストッキングがあります!

丸編み(やわらかい生地)のパンティストッキング。つま先ありとつま先なし。ベージュと黒。

平編み(しっかりした生地)のストッキング。つま先なし。


内側に凹凸のある弱圧ストッキング。就寝時やバンデージの下地に便利です。

足首用サポーター、ふくらはぎ用の簡易圧迫用品(マジックテープ使用)。簡単で効果的な圧迫ができます。

そけい部、下腹部、外陰部を圧迫する、リンパ浮腫用のガードル(インティメイトショーツ)
そけい部、下腹部、外陰部を圧迫する、リンパ浮腫用のガードル