リンパ浮腫 × 蜂窩織炎

蜂窩織炎は
冷やした方がいい?

リンパ浮腫専門医が、
冷やし方と注意点について解説します

蜂窩織炎は冷やした方がいいですか?

結論から言うと、 リンパ浮腫に合併した蜂窩織炎では、患部を冷やすことをおすすめしています。

蜂窩織炎になると、

  • 皮膚が赤くなる
  • 触ると熱をもつ
  • 腫れる
  • 痛くなる

という症状が起こります。 冷やすことで、痛みや熱感がやわらぎ、 「楽になった」と感じる患者さんが多いです。

おすすめの冷やし方

氷水を入れた袋や保冷剤をタオルで包み、 赤くなった部分の上で コロコロと動かしながら冷やしてください。

同じ場所を冷やし続けると、 しもやけのような状態になることがありますので、 患部全体をまんべんなく冷やすのがポイントです。

冷やす時間に決まりはありません。 気持ちよいと感じる範囲で、 1日に何回か行っていただいて構いません。

⚠ 注意

冷やすことは、 蜂窩織炎の症状を楽にするための方法です。
蜂窩織炎そのものを治すためには、 抗菌薬の内服や安静、十分な水分摂取が重要です。

また、

  • 39℃以上の高熱が続く
  • 水分が取れない
  • 赤みがどんどん広がる
  • 痛みが強い

場合は、早めに医療機関を受診してください。

リンパ浮腫に合併した蜂窩織炎では、 適切な圧迫療法も重要です。 以前は圧迫禁止と言われていましたが、 現在では可能な範囲で圧迫療法を継続した方がよいと考えられています。