通常は必要ありませんが、
繰り返す場合は予防のための治療が有効なことがあります。
結論から言うと、蜂窩織炎そのものに対して手術をすることは、通常ありません。
ただし、蜂窩織炎を繰り返している場合には、原因となっているリンパ浮腫を治療することで、発症を予防できることがあります。
弾性ストッキングや包帯による圧迫療法 は、蜂窩織炎予防の基本です。
といった場合、予防効果が十分でないことがあります。圧迫療法を見直すことで、むくみが改善し、蜂窩織炎が起こりにくくなることが多くあります。
適切な保存療法を行っても蜂窩織炎を繰り返す場合、 リンパ管静脈吻合術(LVA) により、発症回数が減ることがあります。
また、発熱が軽くなるなど、症状の程度が改善することもあります。
陰部にリンパ小疱 がある場合、そこから感染を繰り返すことがあります。
この場合は、リンパ小疱の治療が有効です。
蜂窩織炎を頻回に繰り返す場合は、抗菌薬の予防的内服が検討されることもあります。
リンパ管の機能やむくみの状態 によって、適切な予防方法は異なります。
現在の治療が合っているか不安な方は、一度ご相談ください。
蜂窩織炎の治療は、早期の抗菌薬(抗生剤)治療と安静が基本です。
🏠 水分がとれて食事ができる場合
自宅での治療が可能なことが多いです。
🚨 以下の場合は、入院治療が必要になることもあります
上記に当てはまる場合は我慢せず、救急病院や皮膚科、または主治医に早めにご相談ください。
発熱がある間は、無理をせず体を休めましょう。
医療機関で処方された抗生剤を、指示通り最後までしっかり内服します。
赤くなった部分を冷やすことで、炎症や痛みがやわらぎます。
氷水を入れた袋などを使い、一か所に当て続けず、ころころと動かしながら、赤いところ全体を冷やします。
可能であれば、圧迫療法は継続します。
痛みが強い場合は、一時的に少し緩めのストッキングを使うなど、無理のない範囲で調整してください。
リンパ浮腫に伴う蜂窩織炎では、患部を冷やすことで痛みや炎症が軽くなることがあります。
冷たすぎる氷などを直接当てるのではなく、保冷剤をタオルに包むなどして、心地よい程度に優しく冷やしてあげてください。
現在では、痛みのない範囲、可能な範囲で圧迫療法を継続した方がよいと考えられています。
ただし、熱や痛みが強くてはくのがつらいときなどは決して無理をせず、一旦お休みして主治医やセラピストにご相談くださいね。
高熱が出ると体力が消耗しやすくなります。十分な水分と栄養を摂り、体力をしっかりと維持することがとても重要です。
食欲がないときは無理をせず、ゼリーやスープなど、喉を通りやすくて消化に良いものから少しずつ口にしていきましょう。